史跡番号4 松島神社(三宝荒神 さんぽうこうじん)
祭神:稚産霊神(わかむすびのかみ)、市寸島姫命(いちきしまひめのみこと)
当松島神社は「松島の三宝荒神さん」の名で親しまれてきた。祭神、稚産霊神生成力の神、また西日本では、かまどの神として広く祀られて、市寸島姫命は海の神として敬われてきた。 徳川時代の初期(寛永年間)、高松藩主生駒高俊の治世時代に創祀された。そのあとをうけた藩主松平頼重公と同夫人「皓月院」の崇敬も厚かったといわれている。 はじめの鎮座地は、約330メートル南西の地にあったが、明治43年(1910)当地所有の寺島正行氏の寄進により移転した。
歳旦祭:1月1日 大祭:7月27・28日 初荒神:1月27日 庭燎祭:12月27日 市立祭:4月27・28日
境内社:琴平神社(大物主神), 地神祠 高松市の名木 樹木名:くすのき(くすのき科)
平成6年2月
松島神社は、「松島の荒神さん」の名で親しまれています。
松島本丁筋の西半分が向良神社、東半分が松島神社という分担になっているようです。
讃岐藩主生駒氏による創建、高松藩主松平氏による崇敬で大切にされてきましたが、明治43年に当地に遷座します。
当地を寄進した寺島正行氏は、もとこの町で生まれ住んで菓子を作っていましたが、明治30年頃に一家で大阪に移住して「岩おこし」で財を作った人物といわれます。
現在も道頓堀に店舗「やぐらおこし寺島総本店」があります。
夏祭りの神事は7月27・28日ですが、縁日はそれに近い土日に行っています。
境内の楠木は高松の名木となっています。
境内で生駒家の家紋である波引車紋を、社殿の瓦・神馬像・賽銭箱に見ることができます。市内では数少ない生駒家の家紋です。探してみてください。